2020年9月1日、きの小児科医院は移転し、新たに開院する運びとなりました。
思えば2年前からこの日まで、この新しい医院について考えない日はなく、準備をすることが普通の日々となっていましたので、新しい医院の準備をもうしなくていいんだということがいまだ信じられない感じです。
また、まさか、このような新型コロナウィルスのパンデミックな流行と医院の移転が重なるとは思ってもいず、また、新たな医院で、防護服を着て患者さんを迎えることになろうとは、思いもしませんでした。
待合個室を9個設置することは、パンデミックの流行前にはどちらかというと、「本当に必要なの?」と笑われることも多かったですが、いまや、心から本当に必要とする時代になってしまいました。
空気の設計、患者さんの動線、スタッフの動線・・・・・。
考え抜いたことが形になったことは非常に幸せなことです。
でも正直な話、広くなったことに私自身が適応できてないような気が・・・・。
適応するまで不慣れなことでご迷惑をおかけするかもしれませんが、何卒お赦しください。
この下の写真は、医院正面玄関の石の看板です。
もうクラピアという植物が石に向かって伸び、いい感じに初日を飾ってくれそうです。
それぞれの場所やそれぞれの家具や部屋に、私には既にもう2年分の思い出があります。
そして、この形に行き着くまで、何回も何回もサポートしてくれたたくさんの人との思い出があります。
今からもう、この場所がだいぶ好きです。
たいていの人にとって、病院は行くのが嫌な場所であり、憂鬱なことであったりしますが、この医院で少しでもその気持ちがやわらいでいただけたらと願っています。
コロナウィルスによる社会的、経済的、医療的ダメージは、破壊力を持って人間社会に様々なものを突きつけたように思います。しかし、本当に大切なものを見失わない力をそこから養って行きたいと今は心から思っています。
最後になりますが、ツキデ工務店現場監督田口さん、そして設計担当の岡山さんには、本当に本当にお世話になりました。
そして、医院建設のために動いてくださった沢山の方々に、心から御礼を申し上げます。
