天雲
 
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vaccination

ワクチン

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小児科医にとってワクチン接種は切っても切り離せない大事な仕事の一つです。小児科医になってから10年以上経過しますが、ワクチンの普及によって、昔は命に関わる重症な病気であったものが、現在ではほとんど見かけないほど激減したことを実感できるものもいくつか存在します。ワクチンを受けることによって病気が重症化せず、こどもたちの命が守られるようになったことは、とても良いことだと思います。その一方で、副反応も少ないですが、ある一定の割合で起こります。リスクとの天秤にかけた上でも、こどもが打つべきワクチンの選択は、必ずこどもの命を守るという観点から、行うべきだと思っています。

当院のワクチンは、インフルエンザワクチン以外は全て水銀フリーです。打たれるかどうか悩んでいる場合は、遠慮なくご相談ください。

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mercury free

水銀フリー

 
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​水銀を含まないワクチン

2000年から、WHO(世界保健機構)は水銀を含まないワクチンを推奨しています。現在、日本政府は水銀を含むワクチンと含まないワクチンを認可しています。以前、水銀含有ワクチンと自閉症の関係が取りざたされたことがありましたが、その後の研究で関連性は否定されています。また、マグロなどの食事に含まれる水銀量の方が、ワクチンに含まれる水銀量より多いため、過度な心配は不要だとは思いますが、小さい子どもにうつワクチンですので万全を期すため、当院ではインフルエンザワクチンを除き、水銀を含まないものを使用しています。

インフルエンザワクチンについては水銀フリーワクチンは生産が不安定になり全ての患者様に提供できなくなっているため、現在は水銀を含むものを使用せざるを得ない状態です。

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influenza

インフルエンザワクチン

 
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インフルエンザワクチンのよくある質問

誰でも予約できますか?

はい、どなたでも予約できます。

当院を受診されたことのない方、小児だけでなく大人の方も、ご予約可能です。

なお、京都市在住の65歳以上の高齢者は一部公費が適用されます。

詳しくは京都市ホームページ「高齢者インフルエンザ予防接種のお知らせ」をご覧ください。

いつから接種できますか?

インフルエンザの流行期は例年12月~翌年3月頃です。

インフルエンザワクチンの抗体は接種後1~2週間で上昇し始め、1ヶ月後にピークに達し、3~4ヶ月後には徐々に減少していきます。したがって、12月までに接種が終了することが望ましいです。

当院では、翌年2月末頃まで接種を受付ける予定ですので、受験生なので心配・・・、1月、2月になってからまたインフルエンザが流行しだした・・・という時に遅れてうつことも可能なので、受付までご相談ください。

赤ちゃんも接種できますか?

はい、生後6ヶ月から任意接種できます。

ただし、一般的に1歳未満の赤ちゃんがワクチンをうっても、抗体を作る能力がまだ低いため、ワクチンの効果はあまり高くないと言われています。

赤ちゃんへの接種を行う前に、まずは父親・母親をはじめとする周囲の大人がワクチンを接種することで、赤ちゃんへの感染のリスクを軽減させることのほうが大切です。

接種回数は2回必要ですか?

13歳未満のお子さんは抗体の上昇をより確実なものとするため、原則2回接種となります。

13歳以上のお子さんや大人は1回接種でも抗体上昇がみられるため、1回接種となっています(1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行ってかまいません)。

ただし、13歳未満でも体格のいいお子さんで保護者の方が1回接種を希望される場合は、1回接種も可能ですので院長にご相談ください。

また、13歳以上でも受験を控えているなどで2回接種を希望される場合もご相談ください。

ワクチンの接種量はどれぐらいですか?

インフルエンザワクチンの1回の接種量は、3歳未満が0.25mL、3歳以上が0.5mLとなっています。接種量と接種回数を整理すると次のようになります。

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接種間隔はどれぐらいあけるべきですか?

大人が一回しか打たないのに、こどもが2回接種する理由はからだのなかでインフルエンザの抗体の上昇を確実にするためです。インフルエンザワクチンの接種間隔は2~4週間となっています。特に、抗体獲得が未熟な3歳未満のお子さんについては、4週間までに2回目を接種することが望ましいです。体調不良やその他のやむを得ない事情により4週間で接種できない場合でも、なるべく3~5週間の間で受けるようにしましょう。

予約の取り方は?

パソコンや携帯端末からの「①ネット予約」と、当院にお越しいただいて受付で申し込んでいただく「②来院予約」、電話にてご予約いただく「③電話予約」にて予約が可能です。
ネット予約につきましては特に制限を設けていませんので、日程的にその日に接種が可能かどうか、または体質・体調的に接種が適当かどうか、本人または保護者の方がよく確かめた上でお申し込み下さい。

 

インターネット予約

予診票はどこでもらえますか?

予診票は来院予定の方は予約時に受付で、ネット予約・電話予約の方は事前に受付でお渡しすることができます。
あらかじめご自宅で予診票の記入を済ませてからお越しいただくと、来院後スムーズに接種が行えます。

※ 現在「予診票」はダウンロードも可能です。

ダウンロードはコチラ

対象者は希望すでれば必ず受けられますか?

いいえ。次の方は、インフルエンザワクチンの接種ができません。


①明らかに発熱している方(通常37.5℃を超える場合)
②重篤な急性疾患にかかっている方
③インフルエンザの予防接種によってアナフィラキシーを起こした事がある方
④その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方

 

このほか、アレルギーや喘息など体質・体調的な問題で接種に際して医師とよく相談しなければならない場合があります。詳しくは予診票の裏面の注意事項をよくお読みいただき、不明・不安な事があれば遠慮なく院長に相談して下さい。

同時接種はできますか?

他のワクチンとの同時接種については積極的におすすめはしていませんが、希望される方には対応していますので、院長にご相談ください。

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当院でのインフルエンザワクチン接種

インフルエンザにかからないために、インフルエンザワクチンを接種することは予防するためのひとつの選択枝です。こどもの接種量が見直され、諸外国にあわせて接種量をふやしたことで、インフルエンザを予防する効果は以前と比べて上がっていると考えられています。集団生活をしているこどもたちにとっては有効です。乳幼児での予防効果は学童よりは低く、30%程度といわれていますが、インフルエンザワクチンを受けることの最大のメリットは、ワクチンを接種して抗体を身体の中に作ることによって、重症の肺炎、脳炎、脳症といった重症化を防ぐということにあります。また集団免疫を作ることにより、全体的にインフルエンザにかかりにくくする効果もあります。

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以前は水銀フリーのインフルエンザワクチンが生産されていましたが、現在は生産量が少なく入手が困難になったため、当院ではインフルエンザのみ水銀含有のワクチンとなっています。アメリカでは、フルミストという経鼻生ワクチンが発売されて20年程度経過し、不活化ワクチンより有効率が高いとの報告もあげられています。しかし、日本では逆輸入という形でのみ販売され、国から未承認のため公的な補償制度は受けられません。しかし、今後は、現在採用されている不活化ワクチン以外の選択肢も将来増えていくことが予想されます。

インフルエンザ予防接種
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streptococcus pneumoniae

肺炎球菌

 
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肺炎球菌ワクチンについて

そもそも肺炎球菌感染症って?

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気で、ときに肺炎や中ちゅうじ耳炎、髄膜炎などの重い合併症を起こすことがあります。特に、髄膜炎を発症すると、2%の子どもが亡くなり、10%が難聴・精神の発達遅滞・四肢の麻痺・てんかんなどの後遺症を残すと言われています。小さい子どもほど発症しやすく、中でも0歳児でのリスクが高いとされています。

肺炎球菌ワクチンの必要性について

肺炎球菌には90以上の種類があります。「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」には、現在13種類の肺炎球菌ワクチンが含まれています。現在国内で起こる肺炎球菌性の肺炎のおよそ48%をカバーしています。

後遺症や重篤な感染症による死亡を避けるために小さい子にほど重要なワクチンといえます。

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肺炎球菌ワクチン
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rubella

​風疹

 
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風疹 任意予防接種

風疹抗体検査の助成と風疹予防接種の一部公費負担について(2014.09.22)

風疹は免疫を持たない女性が妊娠中、特に妊娠初期に罹患すると、胎児に感染し、こどもに障害が生じる可能性があります。
京都市では、主として妊娠を希望する女性を対象に、風疹抗体検査の助成と風疹予防接種の一部公費負担を行っています。

当院でも風疹の抗体検査と予防接種を行っています。
希望される場合は、受付までお問い合わせください。

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対象者

風疹抗体検査
●京都市民で、主に妊娠を希望する女性と配偶者などの同居者
(特別な事情がある場合に限る)
●京都市民で、「風疹の抗体価が低い妊婦」の配偶者などの同居者。
 ただし、次のいずれかに該当される場合は対象外とします。
 *風疹の予防接種歴(2回以上)がある方
 *風疹にかかったことがある方
 *過去に風疹抗体検査を受けたことがある方

風疹予防接種

(接種ワクチン:麻疹風疹混合ワクチン<MRワクチン>
●妊娠を希望する女性のうち、風疹抗体価が低い方
●「風疹抗体価が低い妊婦*」の同居者のうち、風疹抗体価が低い方
●風疹抗体価が低い方…2回以上の風疹の予防接種歴及び風疹の既往歴がない方を含む

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自己負担金

風疹抗体検査:無料
風疹予防接種:3,500円

必要書類

妊娠を希望される女性
●健康保険証、運転免許証等本人の住所が確認できる書類

妊娠を希望される女性の同居者

(予防接種は風疹の抗体価が低い女性に限る)
●健康保険証、運転免許証等本人の住所が確認できる書類
●当該女性の健康保険証、運転免許証等、同居していることが確認できる書類
●出産予定の子の母子健康手帳(抗体検査の結果の記載があるもの)

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varicella vaccine

水痘ワクチン

 
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平成26年10月1日付で,予防接種法施行令等の一部が改正され,平成26年10月から水痘ワクチンの予防接種が定期接種化されることになりました。水痘は「みずぼうそう」といわれ,水痘帯状疱疹ウイルスの感染による病気です。感染力が強く,5歳までにおよそ8割の子どもが感染するといわれています。発疹や発熱が主な症状で,健康なこどもの場合は一般に軽く済みますが,中には重症化し入院が必要となったり肺炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。日本でも,毎年20人程度が水痘により亡くなっています。

また、最近の報告では小児期の水痘ワクチン接種が後の帯状疱疹発生頻度を低下させるという報告も出てきており、高齢者に対する帯状疱疹ワクチンだけでなく、小児期の水痘ワクチン接種が帯状疱疹発生頻度の低下につながる可能性があるといわれています。

一般的に、水痘にかかると、発疹の痂皮化に5-6日、長ければ1週間程度かかることもあり、それまでこどもは外に出て人に触れることはできません。 そのため2回打つことになったとしても予防接種のメリットは高いと思います。最近の報告で1回接種での水痘流行時の罹患率は約50%、接種後1年以上経過した場合には80%弱となっており、1回接種後の予防効果が他のワクチンより悪い結果となっています。 1回接種後に抗体が陽転していたのに1年後には陰性となっていることがあり、この陰性化した事例に2回目の接種することで1回目接種後以上の抗体上昇(ブースター効果)が認められており、日本小児科学会は1回目接種後3ヶ月以上あけて、比較的早期の2回目接種を推奨しています。

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対象者

生後12か月から生後36か月に至るまでの間にある方。(1歳から3歳の誕生日の前日まで)

接種回数

3ヶ月以上の間隔をおいて2回皮下に接種。但し、過去に接種したことのある方は接種不足分を接種する事とし、過去に2回接種した事のある方は対象外となります。

標準的な接種期間

生後12ヶ月から生後15ヶ月に至るまでに1回目の接種を行い、2回目の接種は1回目の接種終了後3ヶ月以降12ヶ月に至るまでの間隔をおいて1回行います。

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B型肝炎ウイルスにかかるとどうなるの?

成人になってからB型肝炎ウイルスに感染しても、ほとんどの場合、ウイルスは体外へ排除され感染が持続することはあまりありません。ですが、母子感染により乳幼児期にB型肝炎ウイルスに感染してしまうと、まだ免疫系の機能が発達していないため、ウイルスを排除することができず、約90%の乳幼児が自覚症状がないままにB型肝炎ウイルスに感染が持続、キャリア化してしまいます。B型肝炎ウイルスに感染してしまった「無症候性キャリア」の子供が成長し、免疫系の機能が発達していくと自身が持つウイルスを排除しようとB型肝炎ウイルスに感染してしまった肝臓を攻撃し始めます。その結果、肝臓が炎症を起こしてしまい、10~15%の方がB型慢性肝炎になってしまう場合があります。この病気には自覚症状はありませんが、治療を行わずに放置してしまうと肝硬変へと進み、肝がんにまで至ることがあります。

85~90%のB型慢性肝炎にならなかった方は、B型肝炎ウイルスに感染した状態が続くものの体内のウイルス量は少なくなり、肝臓の炎症は抑えられた状態になります。この状態の方を「非活動性キャリア」と呼ばれ、炎症は抑えられている状況ですが体内にウイルスは存在しているので活動が活発になることがあるため定期的な検査が必要になってきます。

B型肝炎ワクチンが公費化されたのはどうして?

B型肝炎ウイルス(HBV)の感染ルートは2種類あり、母子感染による垂直感染と家族内感染、施設内感染、性交渉、薬物等注射の打ち回しなどによる水平感染があります。

1986年から乳児へのHBワクチン接種が開始され、キャリアの妊婦から出生児への感染の95%以上が予防できるようになり、垂直感染による感染者数は大幅に減少しました。ですが、小児期の家族内感染や保育園などの集団感染に加えて、明らかなリスクを自覚していない若年初回献血者でもHBV感染者が年齢とともに増加してきたことから水平感染の多さが問題視されるようになり、対策の必要性があったためHBワクチンの定期接種化が実現されました。

2種類のHBワクチンの相互性について

2016年10月1日からHBワクチンの定期接種化が施行されました。
2か月から接種可能になり、2回目の接種は1回目の接種から約1か月間あけて接種を行います。3回目の接種は2回目から4~5か月間隔をあけて接種を行います。1歳以上でも接種は行えますが公費での接種は1歳まででしか行うことができません。

1歳以上の方でもワクチンの接種は任意で可能です。4週間間隔で2回接種し、20~24週に3回目を接種することが標準です。若いうちに接種すればするほど抗体獲得率は高く、抗体持続期間には個人差はありますが、3回接種後の防御効果は20年以上続くと考えられています。

定期接種対象者以外でもHBワクチンの接種をした方がいいの?

定期接種対象者以外の方で、接種を推奨したいのがHBV感染のキャリアと考えられる人です。同居家族にHBVキャリアのいる人や、感染するとキャリア化しやすい5歳以下の児、医療関係者や、教員、警察官、保育士、消防士などの多くの人と接触する可能性のある職業の人が挙げられます。HBVは非常に感染力が強いウイルスです。HBワクチンは副反応も少なく非常に安全なワクチンですので、上記以外の場合の方でもHBワクチンの接種は望ましいとされます。

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HBワクチンの接種スケジュールについて

2016年10月1日からHBワクチンの定期接種化が施行されました。

2か月から接種可能になり、2回目の接種は1回目の接種から約1か月間あけて接種を行います。3回目の接種は2回目から4~5か月間隔をあけて接種を行います。1歳以上でも接種は行えますが公費での接種は1歳まででしか行うことができません。
1歳以上の方でもワクチンの接種は任意で可能です。4週間間隔で2回接種し、20~24週に3回目を接種することが標準です。若いうちに接種すればするほど抗体獲得率は高く、抗体持続期間には個人差はありますが、3回接種後の防御効果は20年以上続くと考えられています。

定期接種(生後1歳まで)

2016年10月1日より生後1歳に至たるまでの間に乳児に対して3回接種することになりました。接種間隔は、1回目の接種から27日以上あけて2回目、1回目の接種から139日以上あけて3回目を接種します。
標準的な接種方法は、生後2か月、3か月、7~8か月の3回です。

定期接種

医療従事者の予防および任意接種の場合

1回目接種後、4週間後に2回目の接種を行います。その後、6か月後に追加接種を行います。

医療従事者の予防および任意接種の場合

HBワクチンの効果と安全性について

B型肝炎は将来的に肝硬変や、肝がんになる恐れのる病気です。キャリアになってしまった場合には経過観察のために定期的に検査をおこなったり、他の方への感染を心配したり、時間的にも精神的にも大きな負担がかかってしまいます。乳児期のHBワクチンの接種により予防効果が長く続くことが明らかになっており、最近の報告では30年後にも約90%の人に免疫が残存しており、肝炎発症の予防効果はほぼ永続すると考えられています。副反応については世界中でHBワクチンは接種され、日本での副反応の発現率は低く、極めて安全なワクチンといえます。

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hepatitis B

B型肝炎ワクチン

 
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BCG

BCG

 
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BCG予防接種後のご注意

  1. 当医院ではBCG接種後は院内で5分程度、接種部位を乾燥させるためにお待ちいただきます。
    予防接種当日は接種部位に直接、日光が当たらないように注意してください。

  2. 入浴はさしつかえありませんが、接種した部位を擦ったりしないようにして下さい。

  3. 次の予防接種を受けるときは、27日以上の間隔をあけて下さい。

  4. 接種後すぐに赤くなる場合がありますが、数日でおさまります。その後早くて10日くらい、遅いときには1~2か月後に接種した部位が赤くなったり、しこりが現れたりしますが、接種後3~4か月には接種痕を残して治ります。ごくまれに膿がついたり潰瘍ができることがありますが清潔にしておけば容易に治っていきます。
    症状がひどい場合には速やかに医師の診察を受けて下さい。

接種後の経過(正常)

BCG予防接種

5.

既に結核に感染していると、BCG接種によって通常より早く10日以内に強い皮膚反応が起こる場合があります。

これは「コッホ現象」と呼ばれています。このような反応が接種部位に現れた場合には速やかに接種機関までご連絡下さい。

コッホ現象の例

コッホ現象

正常時には少し赤い程度ですが、コッホ現象の場合には接種後10日以内に赤みが目立ちます。

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