新しく東洋医学についてのホームページを作りました
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当院では、症状だけを個別に追うのではなく、からだ全体のバランスや経過の流れを大切にしながら診療を行っています。
ひとつの訴えの背景に、体調全体の揺らぎや回復のしかたが表れていることがあります。
東洋医学は、そのような身体全体のあり方を見つめ、どこに偏りがあり、どこで調和が乱れているのかを考えるための、一つの視点です。
そして漢方薬は、長い歴史の中で受け継がれながら、身体のバランスを整えるための手段として用いられてきました。
たとえば五苓散は、千年以上人間に内服されている処方ですが、今でも浮腫や嘔吐に非常に有効です。水分の偏りのバランスを整える薬です。例えば嘔吐では、胃に溜まりすぎた水分を腎臓からどんどん出す方向に働くことで鎮吐剤でも止まらない嘔吐がピタッと止まることがあります。長い歴史を経た漢方薬が今なお臨床の中で生きているのは、身体を全体としてとらえ、整えるという考え方が、現在にも通じるからではないかと感じています。
このように症状を単独でみるのではなく、その背後にある身体全体の不均衡をとらえるところに、東洋医学の特徴があります。
当院では、現代医学に基づく診断と治療を大切にしながら、東洋医学的な概念を基礎として全体のバランスを考えることをいつも大事にしています。
「東洋医学備忘録」は、そうした視点を整理したものです。
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。



